復縁屋や別れさせ屋を利用しようとする中で、相手に気持ちを再度伝えたい、もう一度話したいといった強い想いが出てくることは少なくありません。わたしも元依頼者でしたから、その心境になった経験があるので気持ちはとても理解できます…💦だけど、相手が拒否しているにもかかわらず、連絡を続けてしまうと、ストーカー規制法の適用対象となり、最悪の場合、逮捕に至るリスクもあります。
特に、2015年に茨城県で起きた事件や、日経新聞の女性記者に対するストーカー事件など、警察官を含む逮捕例も報じられ、ストーカー行為に対する厳しい社会的対応が再認識されるきっかけとなりました。今回のブログでは、復縁活動されている人や依頼中の人へ、どのような行為が逮捕につながる可能性があるのか、どれくらいの頻度や内容で危険ラインに触れるか、誤解されないためのポイントも含めて解説します。「参考になれば幸いです」
茨城県のストーカー事件
2015年、茨城県では驚くべきことに、警察官がストーカー行為で逮捕される事件がありました。この事件は、当時交際していた女性からの別れの意思を拒み、何度もメッセージを送り続けたことが原因で、エスカレートした行為が恐怖感を与えた結果、逮捕に至りました。このように、一般人だけでなく、法を守る立場にある警察官でさえもストーカー行為として摘発されることがあるのです。警察官が自身の立場を利用して連絡を試みたわけではなかったとしても、行為のエスカレートは相手にとって重大な負担となり、法的処置が取られる事例として注目されました。
この事件から分かるように、たとえ立場にかかわらず、相手が一度拒否を示した時点で接触を避けるのが賢明です。感情的な行為や執拗なメッセージは、相手に恐怖を与え、最終的にストーカー行為として取り締まりの対象になるリスクがあります。
ストーカー規制法違反と脅迫の罪に問われた事件
https://www.sankei.com/article/20150603-PMGFTRCHZRPCPAAAJTZJI42CMI
日経新聞の女性記者に対するストーカー事件の教訓
同様に、2024年今年8月には日経新聞の女性記者がストーカー規制法違反容疑で逮捕された事件もありました。このケースでは、加害者が某新聞記者記者に対し執拗にメッセージを送り続けたため、記者が恐怖を感じ、法的措置に至りました。この事件は、特定の職業や立場にいる人々であってもストーカー被害から逃れられない現実を示しており、さらに、執拗な連絡行為がいかに相手に負担をかけるかを痛感させるものでした。
このような事件は、ストーカー行為が立場や職業に関わらず誰にでも起こりうることを示しており、また、その被害者が職業人であっても、心理的負担がいかに大きいかを物語っています。※関連記事ページ:「美人で聡明」日経新聞の女性記者がストーカーで逮捕【ストーカー】の境界って?
「一人にしないで」「死にたくない」朝日新聞記者と泥沼不倫の果てに…日経エリート女性記者が「ストーカー容疑」で逮捕された「本当の理由」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcf9c448e98a2439a2c1b1d1b274f8e2949bba06
メッセージの送信頻度や内容が逮捕に結びつくことも
調べると法律上、ストーカー行為は「つきまとい行為」として定義され、以下のような行為が含まれます。
- 相手の意向に反して頻繁にメッセージやメールを送る
- 相手の家や職場の周囲に頻繁に姿を現す
- 相手を監視したり、尾行したりする
相手が嫌がっていることを明確に示しているにもかかわらず、上記の行為を続けると、ストーカー行為として警察からの警告や指導を受けることになります。さらに、その指導を無視したり行為がエスカレートした場合には逮捕の可能性も高まります。茨城県の事件でも、最初は「再度会いたい」という気持ちから始まったメッセージが徐々に増え、結果的に恐怖を与える行為と判断されてしまいました💦
何回送れば「逮捕」に繋がっちゃうの?
法律上、明確に「何回送信すれば逮捕」といった基準はありませんが、一般的には以下の状況が危険だと考えられます。
1.相手が返信をしない、もしくは拒否を示しているのにメッセージを送り続ける場合
- 相手から「返信しないでほしい」や「連絡しないでほしい」と言われている場合、それ以降のメッセージは「つきまとい」として認識される可能性があります。
2.1日に何度も同じ内容のメッセージを送り続ける場合
- 同じ内容や執拗なメッセージは、相手に恐怖感を与えやすくなります。「返信がないから何度も送る」という行為が、かえってストーカー行為とみなされる場合が多いため、慎重に判断が必要です。
3.誹謗中傷や脅迫と受け取られる内容が含まれている場合
- メッセージの内容が「どうして連絡をくれないのか」といった責めるようなものや、「会わないと大変なことになる」といった脅迫と受け取られる表現が含まれている場合、逮捕リスクが一層高まります。
メッセージを送る際に誤解されないための注意点
相手が嫌がっていると感じた場合、すぐに連絡をやめるのが最善です。また、以下のポイントを押さえると、トラブルのリスクを軽減できます。
- 『感情的にならない』相手に対する未練や怒りを抑え、冷静な対応を心がけましょう。感情的な表現は誤解を生みやすいため、少し時間を置いてから判断すると良いです。
- 『相手の反応を待つ』返信がない場合は、さらにメッセージを重ねることを避けましょう。相手にとって負担になる可能性があるため、相手の意向を尊重する姿勢が大切です。
- 『一度だけ連絡し、返答がなければやめる』特に、復縁を願う場合、一度相手に思いを伝えたら、無理に連絡を続けず、相手の返答に任せる方が健全です。再度の連絡を避けることで、誤解を防ぎやすくなります。
自制と配慮でトラブル回避を
感情が先立ちやすい復縁や人間関係の場面では、相手に対する未練から行動がエスカレートしがちです。けれども、相手の意思を尊重し、冷静な判断を保つことでトラブルを未然に防げます。特に、メッセージの送信回数や内容に注意を払い、相手にとって負担にならないようにすることが大切です。ストーカー行為や執拗な連絡は、たとえ気持ちが強いものであっても相手に恐怖を与えるリスクがあり、法的措置の対象になりうることを覚えて、パートナーとの関係の修復や復縁活動に取り組んでいきましょう。