全国に支店がある業者って本当に全国展開してるの？｜復縁屋・別れさせ屋の「支店表示」の実態と注意点

「全国に支店がある」――そんなキャッチコピーを掲げている復縁屋・別れさせ屋を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。「全国展開しているから安心できる」そんなイメージを抱かせる文言です。しかし、実際のところ「本当に全国に支店がある業者」は果たしてどれほどあるのでしょうか？寄せられた口コミや体験談をもとに、その実態と注意点を今回のブログでは解説します。

「全国に支店がある」表記の意味合い

まず、業者が自社サイトや広告で「全国対応」「全国に支店あり」と表記する場合、その意図は以下のように分類できます。

真に全国展開している：複数の地域に常設の拠点を持ち、面談ルーム・相談室を運営している
体裁としての支店表記：レンタルオフィスや仮住所を支店名義で掲載する
“実質的な支店”がない：表記だけあり、実際には支店を持っておらず、相談は主に本社や東京／大阪で処理
契約・営業上の見せかけ：地域名を挙げて「地元対応可能」と見せて依頼を誘導する

元依頼者さんからの口コミ情報を集める中では、この「見せかけ支店」パターンが非常に目立ちます。

たとえば、「本社以外にも支店や支社がある業者」として名前が挙がるものに以下、

本社以外に支店・支社がある業者

などがあります。ただし、これら業者すべてが実質的に全国拠点を持って対応しているわけではなく、表記のみで実質活動が限定されているという不満も寄せられています。無料相談時や問い合わせをする時に必ず確認をするよう注意してください。

口コミから見える「支店表記だけ」のケース

口コミを見ていると、以下のような事例が頻出します。

「支店はあると書いてあったけど、実際は『今は閉鎖してます』と案内されて、利用できなかった」
「支店住所を調べたらレンタルオフィスだった」
「地方在住だと面談場所がカラオケルームだった」

これらの体験は、地域外の依頼者さんからだけでなく、地方都市での支店を期待して問い合わせた人たちからも多く報告されています。

たとえば、支店として掲載されている住所がレンタルオフィスであったり、ルーム借用のスペースでしかないケースもあります。実面談できず、電話かオンラインでの対応しかできないというパターンも少なくありません。

業者が「全国展開している」という表記を信じすぎると、実際には支店がなく、面談や対応を受けづらい地域に追いやられる可能性があります。

探偵業界の全国展開実例と比較

探偵業界には、確かに全国展開をしている会社も存在します。たとえば、原一探偵事務所は全国主要都市に約18拠点を持っており、実際の相談室や事務所として稼働している例があります。
原一探偵事務所

また、探偵事務所・興信所の一覧には、地域ごとに拠点を掲げている事業者が掲載されており、実体を持つ支店を運営している業者も確認できます。
zeruch-tanteisya.com

このような実例があるからこそ、「全国展開」を語る復縁屋・別れさせ屋の表記が少なからず信憑性を持つように見えるわけですが、探偵会社と復縁屋／別れさせ屋とでは事業形態や営業リスク、契約形態が異なる点にも注意が必要です。

全国展開を謳う復縁屋・別れさせ屋の限界

復縁屋・別れさせ屋は、探偵業と異なり「ターゲットとの心理誘導」「工作員の派遣」など、人間関係に深く介入する業務を含みます。これらを全国に展開するには、拠点だけでなく、地域ごとの法律・風土・動向を理解している人材を揃える必要があります。

けれども、口コミを見ている限り、多くの「全国展開を謳う」復縁屋・別れさせ屋は、実際には対応拠点を限定し、本社または主要都市での体制に頼っていることが多いようです。その結果、地方では十分な対応が受けられず、面談も実地ができずオンラインや出張で済まされてしまうケースも目立ちます。

このような限界が、依頼者の「支店表記＝安心」の期待を裏切る原因だと個人的に思いました。

支店表記を見抜くためのチェックポイント

支店表記を鵜呑みにしないためには、以下のポイントを必ずチェックすべきです。

スクロールできます

チェック項目	説明
面談可能か?	支店とされた拠点で実際に面談できるか問い合わせて確認
拠点住所の信ぴょう性	住所を地図で確認、不自然なレンタルオフィスやマンション名かどうか
探偵業届出情報	各拠点が探偵業届出をしているか調べる
実務者の在籍	その支店に常駐スタッフや工作担当者がいるか確認
口コミや失敗例	その地域の依頼者からの投稿があるかどうか調べる