復縁屋・別れさせ屋の世界を初めて知ると、多くの人が同じ疑問を持ちます。
「え？ 探偵が工作なんてできるの？」
「探偵って浮気調査とか素行調査をするだけじゃないの？」
この疑問は、実際に復縁や別れの悩みを抱えて業者を探している人の多くが通る最初の壁です。
このブログでは、口コミnaviに寄せられた多くの元依頼者さんの体験や、探偵業法の観点から、探偵がなぜ工作を行えるのか？ その理由と仕組みを解説していきます。
探偵業法が認める「工作の範囲」
探偵業法の第二条では、探偵業の定義を以下のように規定しています。
「依頼を受けて、特定の人物の所在・行動・交際関係などを、尾行・張り込み・聞き込みなどによって調査し、その結果を報告すること。」
この中にある「聞き込み調査」という項目。
実はこの聞き込みが、復縁屋や別れさせ屋の「工作」の原型といわれています。
対象者に自然な形で接触し、会話の中から情報を引き出す。
時に心理的な距離を縮め、依頼者が望む方向に心を動かす。
それが探偵が行う「聞き込み調査」の延長線上にある「工作」です。
つまり・・・
探偵は調査のプロでありながら、人の心理に踏み込む対人工作のプロでもあるということ。
これが探偵が工作を合法的に行える理由です。
探偵じゃない業者に潜む危険性
近年では、インターネット上で「復縁工作5万円～」「別れさせ格安プラン」などと謳う業者も見かけます。
しかし、こうした業者の多くは「探偵業の届出をしていない」ケースがほとんどです。
探偵業の届出を出さずに調査や工作を行うことは、探偵業法違反にあたります。
違法業者に依頼してしまうと、以下のようなトラブルに発展する可能性があります。
- 個人情報を不正取得して警察沙汰になる
- 工作員が不自然な接触をして対象にバレる
- 「着手金だけ取られて何もしてもらえなかった」
- 違法調査を強行し、依頼者まで罰則対象にされる
このような被害報告は後を絶ちません。
安い料金に釣られて違法業者に依頼してしまうと、「復縁どころか人生が壊れる」こともあります。
探偵が工作を行うために必要なスキル
探偵が復縁工作や別れさせ工作を行うためには、単なる調査スキルだけでは足りません。
むしろ、心理学・コミュニケーション力・演技力といった人間的技術が求められることが、わたしの経験と元依頼者さんから寄せられた口コミ情報からわかりました。
- 心理誘導技術：相手の警戒心を解き、自然に本音を引き出す
- 状況分析能力：現場で起こる出来事を瞬時に判断し、行動を変える
- 演技力：自分を「ただの通行人」「偶然出会った人」として見せる
- 情報管理力：依頼内容や対象情報を一切漏らさない厳守意識
業者によっては、俳優や心理カウンセラー経験者を採用して工作員として育成するケースもあります。
実際、「工作員＝探偵＋役者」というのが実態に近いでしょう。
探偵が工作を始めた“きっかけ”とは？
復縁屋や別れさせ屋という業態が生まれたのは2000年代初期。
当初は「浮気調査→別れたい・別れさせたい」という依頼の延長からスタートしました。
探偵が対象者の行動を調べる中で、
「この情報をもとに別れさせる方法を提案してほしい」
「復縁できるように協力してほしい」
という依頼が増えていったのです。
つまり、探偵が工作を始めたのは“依頼者のニーズ”に応えた結果。
調査→接触→心理誘導という流れが体系化され、現在の「工作」という形に発展していきました。
工作の流れを知ろう（復縁・別れさせ共通）
探偵が行う工作の流れは、基本的に以下のステップで進みます。
依頼者の状況、対象者との関係、目的を詳しくヒアリングを受ける。
対象者の行動パターン・居住地・交友関係を特定してもらう。
調査結果をもとに、接触タイミングや工作の具体的な計画を立てもらい説明を受ける。
工作員が対象者に接触し、関係構築や心理誘導をしてもらう。
工作の進捗報告を受け、次の行動方針や稼動日などを調整してもらう。
復縁工作や別れさせ工作が成功した後、対象者と関係が安定するようにサポートを受ける。
このように、調査と工作は密接に繋がっていて、
「調査をしないと工作できない」「工作を行うには探偵の資格が必要」なのです。
実際に探偵が行う工作の種類
探偵が関わる工作には様々な種類があります。
復縁屋・別れさせ屋・恋愛工作業界では、次のような依頼が代表的です。
- 復縁工作：元恋人・元配偶者との関係修復
- 別れさせ工作：不倫・浮気相手を別れさせる
- 別れ工作：自分から別れたい相手に自然な離別を演出
- 付き合い工作：好意を寄せる相手と交際を成立させる
- 養育実績工作：親権争いにおける実績作りサポート
- ビジネス工作：企業内の対人関係トラブル解消
- 出会い工作：恋愛や再婚を目的とした自然な接触支援
これらはすべて、探偵の持つ「調査力」と「心理操作力」の応用で成り立っています。
探偵が行う工作と「違法行為」の線引き
ここで多くの人が不安に思うのが、「それって合法なの？」という点でしょう。
結論を言えば、探偵が行う工作は探偵業法の範囲内であれば合法です。
ただし、以下の行為を伴う場合は違法になります。
- 個人情報を不正取得する
- 尾行中に住居侵入や盗撮を行う
- 対象者を脅迫・強要する
- SNSを使って虚偽の情報を拡散する
こうした違法行為を行う業者に依頼した場合、依頼者自身も罪に問われる可能性があります。
だからこそ、「法律を守って活動している探偵業者」に依頼することが絶対条件です。
探偵の中にも「工作ができない」業者は存在する
すべての探偵が工作を得意としているわけではありません。
探偵業界の中には、浮気調査しかやってこなかった事務所や、工作員を育成していない業者も多く存在します。
口コミnaviに寄せられる報告でも、
「調査だけで終わってしまった」「工作員が稼働してくれなかった」
といったケースは後を絶ちません。
探偵であっても、工作のノウハウがあるかどうかは別問題。
契約前の面談で、
- 工作員の育成体制
- 成功実績
- 報告書の形式
などを具体的に確認することが大切です。
依頼者が注意すべき「探偵選びの3原則」
- 探偵業届出番号を確認する
- 各都道府県公安委員会で検索可能。
- 調査と工作の境界を明確にする
- 契約書にどこまでが調査で、どこからが工作なのか明記されているか確認。
- 工作員の質・教育体制を聞く
- 心理学訓練や模擬演習の有無、現場経験年数などを質問して判断。
復縁屋・別れさせ屋を利用する前に知っておくべきこと
復縁や別れの悩みを抱えている時、人は冷静な判断ができなくなりがちです。
そこにつけ込む悪徳業者も多く存在します。
「探偵だから安心」と思い込まず、
探偵業法を遵守している業者であることを確認した上で契約する。
これが、成功と失敗を分ける最も大きな分岐点です。
まとめ：探偵だからこそできる“合法的な工作”がある
探偵は、法律に基づいた調査を行うプロです。
その調査力と現場経験を生かして、復縁工作や別れさせ工作を行うことができる。
これが、探偵が工作を行う正当な理由です。
ただし、探偵業届出をしていない業者、心理的誘導のスキルが乏しい業者に依頼すると、
「工作が失敗する」「違法行為に巻き込まれる」リスクが高まります。
復縁や別れの依頼は、人生を左右する大きな決断です。
だからこそ、信頼できる探偵業者を選ぶことが、最初の成功の一歩となりますので、参考にしてください。
あなたの体験・口コミが未来の誰かを助けます
